どのくらいのWebページをGoogleはインデックスしているか?
クローラビリティタイトルについてですが、実際に気になって検索をしました。すると出ない出ない、現在どのくらいのWebページをインデックスしているのか最新情報が見つかりませんでした。
▼We knew the web was big…(Google Official Blog)
https://googleblog.blogspot.jp/2008/07/we-knew-web-was-big.html
随分前の記事にはなりますが、2008年7月25日のGoogleオフィシャルブログにはインデックスしたページ数が1兆ページを超えたとあります。もう8年以上前のことなので、現時点ではどのくらいなのか想像もつきませんね。途方もないページ数だとは思いますが。
いつの頃からかGoogleはWebマスターに色々と要望を出すようになりました。最近はモバイル環境でのAMPの対応、Page Speed Insightsでのスコア付けなんてクローラーの負荷を軽減したいのだろうなあと考えてしまいます。
その上アプリではなくPWA(Progressive Web Apps/プログレッシブ ウェブアプリ)の推奨と、とにかくGoogleに情報を提供することを強要しているように感じてしまいます。
(とはいえ、個人的にはPWAには大変興味があるのですが)
▼PWA(Progressive Web Apps)
https://developers.google.com/web/fundamentals/getting-started/your-first-progressive-web-app/
クローラーは昔はJavaScriptやCSSを読まないと言われていました。だから「リンクはJavaScriptではなく、HTMLに記述」していないとクローラーがリンクを発見できない、検索されないWebページが存在する原因となることもありました。(自分が大昔に受注したサイトでも共通部分のメニューをJavaScriptで実装したことがありました。本当に恥ずかしい話です。)
しかし技術が向上し、Flashのインデックスも可能となり、Javascriptの理解度も向上しました。
▼Improved Flash indexing(2008年6月30日)
https://webmasters.googleblog.com/2008/06/improved-flash-indexing.html
▼ウェブページをより深く理解するようになりました(2014年5月26日)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/05/understanding-web-pages-better.html
弊社はクローラビリティに積極的に取り組んでおりますが、クローラーに最適化すること自体がランキングUPに繋がるとは言い切れません。しかし、クローラーに最適な情報を伝えることでGoogleに正しい情報を伝えることができます。これはGoogleが取り組んでいることであり、Webマスターに求めていることでもあります。ユーザー観点とずれることもありますが、クローラビリティに取り組んでいないと「やる」「やらない」を選択できません。Page Speed Insightsで高得点を取ること自体は意味がないかもしれませんが、そのための施策がユーザーへ恩恵があるのならば検討の余地があるでしょう。その上で「やる」のか「やらない」のかを選べば良いと思います。
- 執筆者:西部俊宏
- 株式会社Webの間代表取締役。上場企業でのSEOやWebサイト構築実績多数。ECサイトのカスタマイズ経験も多数あり。
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