Haosouのアクセスが0、クロール痕跡なし/2017年8月27日〜9月3日クローラー解析
クローラビリティ2017年8月27日〜9月3日は768セッション35種類のクローラーアクセスがありました。前週比で約3.76%減少しました。クローラーアクセスの推移はこちらをご覧ください。
▼2017年クローラーアクセス数推移はこちら
https://www.web-ma.co.jp/analytics/2017.html
Googlebotはデスクトップ版が約19.08%増加、スマホ版が約16.67%減少となりました。デスクトップ版は前週よりも回復し、平均的なアクセスだったといえましょうか。対してスマホ版はやはり上がりきらずアクセスはあるもののメインの動きには感じません。モバイルファーストインデックス導入が未だに決定できないというのも頷ける動きです。
▼Googleモバイルファーストインデックスの導入時期はいまだ決定せず、段階的な導入を検討 #inhouseseo
https://www.suzukikenichi.com/blog/no-timeline-for-mobile-first-index/
モバイルファーストインデックス導入による懸念は次の2点でしょう。
- デスクトップ版とスマホ版でコンテンツに差異が生じる
- スマホ版を評価対象とするとリンク数に差異が生じる
モバイルを評価対象とすると影響を受けるサイトが思ったよりも多いようです。デスクトップとモバイルを別評価にすれば良いというのは容易いのですが、アルゴリズムの管理が2倍、データ保持も2倍、日々の運用のためにクローラーもデスクトップ版・スマホ版同等に巡回させるというように負荷も増えます。ちょっと現実的ではないのでしょうね。
Google以外の検索エンジンです。前週よりも増加したのはYandexのみです。減少したのはBing、米Yahoo!、百度、Haosouです。DuckDuckGoは変わりません。先週のHaosouはアクセス0でした。これからどうなるのか気になりますね。
Search Consoleのサイトへのリンクは推移を計測したい
皆さん日常的にGoogle Analyticsは確認していると思いますが、Search Consoleはどうでしょうか? 検索アナリティクスを見ているだけというケースが多いのではないでしょうか。Search Consoleのデータは非常に便利ですが、データの保持期間が90日と短いことが難点です。しかも、項目によっては履歴が残っていないものもあります。サイトへのリンクのデータもそうです。
サイトへのリンクは当該サイトへのリンク元、上位100のアンカーテキスト、リンクされているページ一覧が確認できます。非常に便利なのですが、最新のデータしか見れないので履歴を追うには個別にダウンロード保存をする必要があります。なお、更新間隔は毎日ではなく、大概数日おきです。手間がかかるのですが、いざという時に後から振り返ることができます。被リンクの推移を把握しておくことができるので定期的にダウンロードしておくと良いですよ。
- 執筆者:西部俊宏
- 株式会社Webの間代表取締役。上場企業でのSEOやWebサイト構築実績多数。ECサイトのカスタマイズ経験も多数あり。
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