ECカスタマイズ実績：ターゲティングメール配信｜商品情報とメルマガ連携、施策効果はレポート確認

ECサイトで単純に売るだけで使用する場合はどのサービスを利用しても大差はないかなと考えます。しかし、集客や販売促進をしたいという場合はECサイトの構築方法によっては実現が難しいこともあります。例えばASPを利用する場合、ASPが提供しているサービス以上の機能は難しい場合があります。ASPは多くのショップに均一のサービスを提供しているので御社のみの機能追加は対応してくれないケースが多いです。そのため、機能追加を前提とする場合はフルスクラッチ開発が基本となります。

しかしフルスクラッチ開発の構築費用は少なくともEC部分だけでも1,000万円以上はかかります。売上規模が大きい場合はフルスクラッチ開発で良いと思いますが、売上規模と構築費用が見合わないケースもあります。この場合はオープンソースECをカスタマイズして機能追加を図るという選択肢が考えられます。ここでは弊社が実際にオープンソースECをカスタマイズして機能追加した実例を紹介します。まずはターゲティングメール配信機能です。

ターゲティングメールとは

ターゲティングメールとは配信対象を属性によって絞り込んで配信するメールです。全ユーザーに一括配信するメールでなく特定の条件で絞り込むため高い配信効果が見込めます。

例えば「お試しセットを購入したユーザー限定で割引クーポンをプレゼント」したり、「お誕生日限定クーポンを配信」したりといった配信が可能です。

配信対象を自由に選択可能

ターゲティングメール配信自体はASPでも提供しているサービスはあります。ただし配信対象が決められているなど自由度が少ない場合があります。多くのサービスが全体最適を考慮したものとなるため、御社独自の配信対象となると対応が難しいといえます。カスタマイズの良いところは自社都合で自由に決められることです。弊社では以下のような配信対象を実装しました。もちろん下記以外の配信対象も可能です。

• B2CまたはB2B
• お試し商品購入者
• 商品購入者
• 商品未購入者
• 定期購入をしたことがない
• 追加した情報の誕生月（会員情報の誕生月ではなく、追加カスタマイズした誕生月）

商品情報と連携

ECサイトの目的は商品販売です。ターゲティングメールも購買促進に繋がらないと意味がありません。そのためにも商品情報との連携は必須です。なお、単純に商品情報と連携できていれば良い訳ではなく、お試し商品のように今後の商品購入に繋げるための商品や特定の商品を購入した方に他の商品を勧めるといった連携も可能です。

また、カスタマイズの良いところは自社の事情に即した機能追加ができることです。例えばA商品とB商品を両方購入した方のみ対象としたり、A商品は購入したがB商品は未購入の方を対象とすることもできます。購入金額でセグメントも可能です。

CV測定で施策効果をレポート確認

ターゲティングメールはセグメント配信ができれば良い訳ではありません。配信結果を効果検証することで次回配信に繋げることができます。弊社がターゲティングメール配信をカスタマイズする時はCV測定も用意します。各メールの配信結果がわかるので成否が確認できます。

レポートはメール配信数・開封数・クリック数・解除数はもちろん、目標の達成数や売上も確認できます。目標は会員登録や商品購入以外にもショップ独自の目標設定も可能です。

メルマガ到達率をアップ、メール配信ASP連携

メールマーケティングは顧客にメールが届かないと意味がありません。メール配信部分を専門のASPと連携することも可能です。メールを一括で大量配信すると迷惑メールとなる可能性が高くなります。ASPは配信部分を担ってくれるので大量配信時の到達率が高まります。ASPを利用することで「IPレピュテーション」の高いIPアドレス群から分散してメール配信したり、DKIM署名の付与も可能です。

以上が弊社がECサイトにカスタマイズ実績のあるターゲティングメール配信機能です。ECサイトの販促機能は売上アップに欠かせません。ECサイトを開設するのはあくまでスタートです。日々どのように取り組むかで数年後の売上達成状況も変わります。なお、ターゲティングメール配信はあくまで売上アップのための基本機能と考えます。将来のためにもECサイトは機能追加ができるように構築することをお勧めいたします。