ECサイトに集客するためには? 3つの方法をまとめて解説!!(2/2)

EC
Facebook
Facebookは30代から40代のユーザーが多いSNSで、他のSNSより50代以上のユーザーが多いのが特徴です。実名性の高さから情報の信頼性の高さが挙げられます。ただし、企業の投稿は表示されにくいというデメリットもあり、広告の活用が求められます。
TikTok
15秒から最大3分まで動画を投稿できるSNSで、2021年8月の発表によれば月間アクティブユーザー数は1700万人。10代・20代の利用率が主体ですが、平均年齢を見ると34歳。Z世代向けのマーケティングに加え幅広い年代への訴求が見込めます。商品やサービスの紹介動画が常態化しているので広告への嫌悪感が少なく、質が高く面白ければ幅広くバズるのが特徴です。
YouTube
ご存じ動画配信・閲覧サイトのYouTubeもSNS、つまり「インターネット上で人と人がコミュニケーションをとれるサービス」の一つ。月間約7000万人のユーザーがおり、閲覧のみのユーザーも多いのが特徴です。PR動画やCMの配信には最適ですし、ストーリー性のある長い動画を掲載できるので、ブランディングに適しています。商品の使い方やサービスの細かい内容をアピールすることもできますよ。
LINE
LINEは特定の人との通話やチャットでの利用が多いですが、LINE VOOMやオープンチャットを見ると立派なSNSです。情報の拡散力はほかのSNSより低いですが、1対1でのトークやメッセージの一斉配信、クーポン配布などさまざまなことができ、既存顧客へのフォローにはぴったり。また、1対1のトークはジムやエステなどコンサルティング要素が必要になるサービスで活用しやすいですよ。

SNS広告を活用しよう

広告出稿のところでも書きましたが、各SNSでは広告を販売しています。SNS広告の最低価格は数百円からなので、使うハードルはそれほど高くありません。一般ユーザーの広告と変わらないスタイルで掲載されるものが多く、あまり広告っぽさがないことからユーザーに受け入れられやすいというメリットもあります。

アカウント情報や検索履歴などをもとにしたターゲティング広告も精度が高く、ユーザーの反応もアカウント情報と紐づけられるので、マーケティングにも最適です。

ウェブ広告はまず何から?おすすめの広告を紹介!

最後に紹介するのが、SNS広告以外のウェブ広告です。ウェブ広告は広告費が必要になるものの、多くの人に確実に情報を届けることが可能です。ウェブ広告の種類としてはリスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告、動画広告、SNS広告などがあります。

リスティング広告
検索エンジンの検索結果に表示されるもので、上に「広告」と表示されて文章や写真でリンクが出ているものにあたります。検索連動型なので、購買意欲の高いユーザーに訴求するのに向いており、即効性もあります。キーワードや性別、居住地などでターゲティングすることも可能です。
リスティング広告は一番上という目立つ場所に他の検索結果と似たようなスタイルで出るため、パッっと見ると広告に見ないのが特徴。費用は大体月に20万円から50万程度で、1クリックごとに費用が発生する「クリック課金制」です。平均クリック単価は50円から1000円ほどと言われており、オークション制で決定します。
例えば同じ「時計」というキーワードで複数の広告主が広告を出稿している場合、配信枠が限られる中、一番上に出てくる広告はクリック単価を高い金額で入札した広告主になります。ユーザーの検索ごとに入札が行われているので、状況を見ながら入札額を変えれば掲載順のコントロールができます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告(バナー広告)はバナーをサイトやアプリに掲載する形式の広告です。潜在層へのアプローチが可能で、ユーザーのニーズの掘り起こしに向いている反面、即効性はリスティング広告ほどなく、コンバージョン率も下がります。画像や動画を活用するため目に留まりやすいですが、サイトやバナーの表示場所により、費用が大きく異なります。
動画広告
動画広告は動画形式の広告配信です。YouTubeをはじめとしたSNSで活用されています。効果的に情報を訴求できる反面、製作費が他の広告よりも高くなる傾向にあります。
アフィリエイト広告
個人のブログやホームページなどを持つアフィリエイターと契約を結び、自社商品やサービスを紹介してもらい、リンクを貼ってもらいます。リンクからの流入数など指定したコンバージョンの発生に応じてアフィリエイターに報酬を支払うタイプの広告で、費用対効果を重視する場合におすすめです。訴求力があり、訴えたい商品やサービスに強いアフィリエイターと契約を結びましょう。

気になる「コンテンツマーケティング」とは

最近よく利用される手法が「コンテンツマーケティング」です。ECサイトに訪問してもらいたいターゲットにとって価値ある記事などのコンテンツを用意し、サイトへの流入を促すとともに購買につなげるマーケティング方法です。

商品のアピールだけでなく、商品の開発に至る裏話や活用方法など、商品に関する情報を記事形式や画像、動画などで詳しく紹介します。直接商品に関係ない話でも商品に関心のあるユーザーが好む話題を発信すると効果的です。

記事形式で発信するメリットとしては、フォーマットの自由度が高いこと、多様なキーワードで検索サイトの上位表示を狙えるということ。ユーザーからの信頼度を高め、ブランディングにもつなげることができますよ。

集客に取り組むうえで注意すべきことは?

さまざまな集客方法を紹介してきましたが、ECサイトの規模や予算により取り組み方はさまざまです。注意すべきなのは、誰が集客を担当するのか。余裕があれば、社内で取り組みをすすめてマーケティングができる人材育成につなげるのもおすすめです。

しかし、どうしても手が回らない場合は各種代行会社に依頼しましょう。広告ごとにさまざまな会社がありますし、サイトの構築から集客・運営支援まで一気通貫で手掛けてくれるベンダーもありますよ。ただし、その分費用がかさむので注意しましょう。

また、もう一つ注意すべき点は、集客方法によりリスティング広告のように即時性のあるものばかりではなく、すぐに結果が出ないことがあること。特に無料でSNSを活用する場合は続けていくことが重要です。しっかり成果を確認しながら、PDCAサイクルを回して集客に取り組み、長期的に続けていきましょう。

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栗本奈央子
執筆者:栗本奈央子
主にウェブメディアのライティングを担当。旅行、ライフスタイル、IT分野などの記事を執筆。

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