新サーチコンソールは検索クエリを日付でダウンロードできない
Search Console旧Search Consoleから新Search Consoleへ引き継がれた検索結果に対する情報。名称も「検索アナリティクス」から「パフォーマンス」と変わりました。機能的に大きな変更はないのですが、データ保持期間が最大16ヶ月に増えたことが大きく違います。旧Search Consoleが最大90日間だったので期間拡大は大きなメリットです。しかし、その一方で仕様変更によりできなくなったこともあります。新Search Consoleのパフォーマンスの解説はこちら。
▼パフォーマンス|ステータス
https://www.web-ma.co.jp/search-console/performance.html
クエリ数、合計表示回数などが最大16ヶ月見れる
前述の通り、一番大きな仕様変更です。データ保持期間が最大16ヶ月なので、前年比で同月の数字が比較できます。旧Search Consoleは最大90日間なので前年比較や年間の数字が必要な場合は別途ローカルにダウンロード保存しておく必要がありました。こういった手間が基本的に要らないのは有難いところです。
UIも大きく変わったので、前年同時期比較もわかりやすいです。
このようにグラフで一目瞭然です。旧Search Consoleの場合はどこを操作すれば良いのか直感的にわかりづらかったので。
検索クエリ単位で日別データがダウンロードできない
個人的に旧Search Consoleで便利なのは日別のデータがダウンロードできることです。新Search Consoleでも日別の数字がグラフで見れるのですが、ダウンロードはできません。「クエリ数」「ページ」「国」「デバイス」ごとの期間合計数がダウンロードできるだけです。
ご覧のように任意の検索キーワードでフィルタリングすることでグラフで表示できますが、ダウンロードしても合計数が得られるだけです。
旧Search Consoleでは「クエリ」をフィルタリングして「日付」で表示すればキーワードごとの日別クリック数・表示回数・CTR・掲載順位の数字閲覧とダウンロードができます。新Search Consoleで日別データのダウンロードがなくなってしまったのは残念なところです。
その他の新Search Consoleのパフォーマンス変更点
- AMP・リッチリザルトなどの検索結果パフォーマンス
- 新Search ConsoleではAMPのデータは拡張メニューに移動しました。現状拡張メニューは「AMP」と「求人(Job Postings)」のみのようなので、それ以外は今後の拡大を待ちましょう。
▼新しい Search Console をご紹介します(Googleウェブマスター向け公式ブログ)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/introducing-new-search-console.html
- 表示期間が1日短い?
- これは新Search Consoleのバグのようなものでしょうが、現状「過去●日間」を選ぶと1日短い数字が表示されます。以下は2月6日時点のものですが、旧Search Consoleで過去28日間の数字の一番左の日付は1月7日です。
新Search Consoleで過去28日間の数字を見ると一番左の日付が1月8日になります。なので表示している数字は過去27日間のものとなので注意が必要です。どこかのタイミングで修正されると思いますが、何日間の数字が表示されているのかは確認しておいた方が良いです。日別データがダウンロードできると気付きやすいのですが、グラフを見るだけでは見間違える可能性があります。
- 執筆者:西部俊宏
- 株式会社Webの間代表取締役。上場企業でのSEOやWebサイト構築実績多数。ECサイトのカスタマイズ経験も多数あり。
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