DuckDuckGo(ダックダックゴー)とは? プライバシーに配慮した検索エンジン
SEO先日のことですが、関わっているサービスでDuckDuckGo経由でコンバージョンを計測しました。以前からDuckDuckBot(UserAgentはduckduckgo-favicons-bot)のアクセスはあったのですが、実際にコンバージョンまで到達したので俄然興味が湧いてきました。
全てのユーザーに同じ検索結果を表示
DuckDuckGoにアクセスすると目に付く言葉は「あなたを追跡しない検索エンジン。」です。以下はDuckDuckGoサイト上の文章をGoogle翻訳で日本語化した結果です。
▼DuckDuckGo
https://duckduckgo.com
私たちはあなたの個人情報を保管しません。
これまで当社のプライバシーポリシーは簡単です:私どもは、お客様の個人情報を収集または共有することはありません。
既存の検索エンジンはユーザーにより検索結果が変わります。そういう個人の趣味嗜好による情報の選別をフィルターバブルと呼ぶらしく、DuckDuckGoはユーザー情報を記録しない検索エンジンというスタンスのようです。視野が狭くなるということなのでしょうね。
▼フィルターバブル
https://ja.wikipedia.org/wiki/フィルターバブル
私たちは広告であなたを追跡しません。
私たちはあなたの検索履歴を保存しません。 したがって、インターネットを介してあなたを追跡する広告主には何も販売することはありません。
リマーケティング広告は非常に便利ではあるのですが、確かに過剰なマッチングは心理的に嫌悪感がありますね。
プライベートブラウジングモードでは、あなたを追跡しません。
他の検索エンジンは、プライベートブラウジングモードでも検索を追跡します。 私たちはあなたを追跡しません – 期間。
まだ全体の利用率は低いのですが、プライバシー保護の観点から普及する可能性はありますね。私も興味本位で利用を増やます。DuckDuckGoのデータは自社クローラーだけでなく、400以上からデータを提供されています。以下は公式サイトからのGoogle翻訳結果です。
DuckDuckGoは400以上のソースからその結果を得ています。ニッチインスタントアンサー、DuckDuckBot(クローラ)、群集ソースサイト(Wikipediaなど、私たちのアンサーインデックスに格納されている)を提供する数多くの垂直ソースが含まれています。もちろん、Bing、Yahoo、Yandexからの検索結果には、より伝統的なリンクがあります。
▼Sources(DuckDuckGo)
https://duck.co/help/results/sources
検索エンジンとしての特徴、違い
- シンプルな1カラム構成
- キーワードによっては右側にウィキペディアが表示されます。
- 検索結果はタイトル、説明文、URLとファビコンを表示
- 視覚的要素としてファビコンが意外と目立ちます。一度訪れたサイトにはチェックが付きます。
- 対象言語と期間を簡単に切り替えできる
- デフォルトの設定は全世界です。1クリックで対象地域を日本に絞り込めす(または拡張設定でも変更可能)。期間もい「いつでも」「最近24時間」「最近1週間」「最近1ヶ月」から選択できます。
- 1ページで30位まで表示
- 1回の読み込みで30位まで表示します。続きの検索結果は自動読み込み(デフォルト設定)です。だからなのか検索結果の最後までの到達が速く感じました。
- 広告はページ上部及び右側
- 広告数が少ない可能性もあるのですが、ページ上部と右側で広告表示が確認できました。なお、拡張設定で広告の非表示を選べます。
- 検索メニューは4つまで確認
- 「web」「画像」「ビデオ」「意味」です。キーワードによっては「意味」は表示されません。「意味」を選ぶと用語の意味がカルーセルで表示されます。画像はFXの日本語検索結果ですが、いろんな意味が表示されています。
Mac及びIPhone Safariではデフォルトの検索エンジンとして選択可能
MacやiPhoneの設定画面でデフォルトの検索エンジンの選択肢にDuckDuckGoがあります。それでも利用度が上がっている実感はありませんが、今後に期待したいところです。
Google Analyticsについて
残念なことにDuckDuckGoはGoogle Analyticsでは参照サイトと認識されます。しかし、別途設定をすることで検索エンジンとして認識させることができる、はずでした(?)。
上記設定をして試したところ変わりませんでした。依然としてDuckDuckGoからのアクセスは参照サイトのままです。こちらはもう少し調べます。中途半端な情報で申し訳ありません。
- 執筆者:日下誠彦
- 株式会社エフティスマイル代表取締役。上場企業でのSEO・SEMの実績多数。現在は企業のSEO・インターネット広告におけるコンサル業務、及び自社サービスのSEO・SEM戦略を行っている。
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